奥田英朗が直木賞受賞後第一作目の作品です。
原作ファンから酷評されていたことを知っていたので今まで見なかったのですが、幸か不幸か小説未読だったので見てみました。
浅草に住む小学6年生の上原二郎(田辺修斗)は、疑問に感じたことには猛然と盾つく父親の一郎(豊川悦司)を恥ずかしく思っていた。ある日、母親さくら(天海祐希)の発案で、一家は父の故郷である沖縄の西表島に引っ越すことに。島民に温かく迎えられる上原家だが、そこでもまた一郎は観光開発業者を相手に闘うはめになる。---シネマトゥデイ
豊川悦司が演じる上原一郎の長男、浅草の小学生の二郎の視点で見た父親を描いていて、前半は東京、後半は沖縄の西表島が舞台です。
この父親が元左翼でアナーキストという面白い設定。
この上原家の西表島移住物語と少年の成長物語・・・だと思います。
でもこの父親は結構な毒親で、仕事をしないわトラブルを起こすわで二郎は少し辟易しています。
小学校ではいじめっ子との戦いなんかも描いて、なぜか分からないけど両親の独断で沖縄の西表島に引っ越すことに。
で、西表島に引っ越しても、一郎はリゾート開発業者ともめるわけなんですが、二郎は父親のことをちょっといい、と思うようになる・・・っていうような内容なんですが、色々と良くわからない映画でした。
一郎は自分の価値観で正しいことは正しいと言い、間違ったことは間違っていると言い、間違っていることに対しては戦う男です。
自分の頭で考えて正しいことは正しいと言い、間違ったことは間違っていると言うことの崇高さを描いていると思います。
でもところどころよく分からなかったので、機会があったら小説のほうを読んでみたいと思います。
ロケ地は東京編は台東区近辺、西表島編は古宇利島や名護だそうです。
○旧田中小学校(現たなか多目的センター)
統廃合で廃校になっていますが、ドラマや映画のロケでよく使われています。
天海さんの「女王の教室」もここみたいです。
住所:東京都台東区日本堤2-25-8
○入谷南公園
二郎といじめっ子黒木が別れたり、子供達が遊ぶシーン。
住所:東京都台東区松が谷3-23-7
沖縄編
○トケイ浜 (古宇利島)
出典:trip adviser
多分、子供達がすいか割りをするシーンとか。。。
古宇利島にあるハートロックの隣の浜
○沖縄県名護市立嘉陽小学校
2009年に廃校。
住所:沖縄県名護市字嘉陽41
東京⇔羽田 往復航空券+ホテル チケットカフェ
■サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1) ←絶対小説のほうが面白いです。上下2巻あります
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