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蜜のあわれ (2016) 二階堂ふみ×大杉漣


 『ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの 』という詩でよく知られる文豪・室生犀星の晩年の幻想奇譚、『蜜のあはれ』の映画化作品です。ちょっと前に観て参りましたので感想&ロケ地を投下します。

正直、純文学作品の映画化作品はあまり面白くない・・・というか好みではないのですが、二階堂ふみ×石井岳龍監督(元石井聰互)に釣られ見てみました。石井聰互時代の暴走するわけのわからんエネルギーに満ちた作風しか知らなかったので、ポップで不可思議ないい意味でB級感溢れる、どこかかわいらしい作風は異質に思えたけど、楽しい映画でした!
丸いお尻とチャーミングな顔の赤子(二階堂ふみ)は、自分のことを「あたい」と言い、「おじさま」と呼ぶ老作家(大杉漣)と一緒に暮らしていた。赤子には、何と真っ赤な金魚にもなる秘密があった。二人がひっそりと生活していたある日、老作家の過去の女が現れ……。--cinema today

時代背景は戦後間もなく・・・ということだそうですが、もっと古い昭和初期を思わせり感じで、且つファンタジックな、心地よりバカらしさがある画面づくりです。
老作家(犀星)が妄想で作り上げた金魚の赤子(二階堂ふみ)に翻弄される老作家、室生犀星が主人光。擬人化された金魚・赤子役の二階堂さんが、妖艶でエロカワイイです!更に死んだ昔の愛人(幽霊)や、自死した昔の友、芥川龍之介(幽霊)まででてきて、老作家の摩訶不思議な妄想が炸裂しております(笑)

死が近くなった老作家は、現在と過去、現実と妄想の境目があいまいで・・・どこからどこまでが妄想なのかはよく分からないし、或いはすべて妄想なのかな・・・という感じです。自分は金魚売りのお兄さん(永瀬正敏)以外は全て妄想ではないかと思いましたが、愛人(韓英恵)だけよくわかりません。好きに解釈してくれ!という映画だと思います。

テーマは死と生と性だと思います。見ている最中は「さすが老作家!妄想がいい感じにエロいwww」ってなんだか楽しいのですが、見終えるとちょっと寂しいような虚しいような、「老人の妄想って儚くて悲しく美しいな。」と思いました。


特筆すべきは、高良健吾の芥川龍之介です♪「おにいちゃんのハナビ」で似たもの父親と息子を演じていたお2人が、室生犀星と芥川龍之介(幽霊)として対峙するシーンが、犀星の凡才(私は凡才だと思いませんが!)っぷりを見せ付けられるようで、老いの哀愁に拍車をかけており、見応えがありました。お2人ともそれぞれ犀星と芥川にちょっと雰囲気が似てるなぁ、と。恐らく10分位の短いシーンですが、印象に残りました。

ポップで風変わりな文芸作品がお好きな方はぜひ♪

ロケ地は犀星の故郷でもある石川県古都金沢市と加賀市、富山県富山市だそうです。

○大聖寺町(加賀市)-- 町並み
佛蘭西屋 洋酒肆(富山市) --バーのシーン









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