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廃市 (1984) 小林聡美×大林宣彦監督作品


大林宣彦監督の自主映画作品「廃市」を20年以上振りに見ました。
思春期の頃に深夜放送で観たようなおぼろげな記憶が。

大林監督といえば原田知世の「時をかける少女」ですが、そんなアイドル映画「時かけ」の後、大林組全員2週間休暇がとれたので、16mm片手に1本映画を撮っちゃったという自主映画作品だから凄い。
俳優さんもいつもの大林作品常連の俳優さん達が出演しているのですが、出演料なしだそうです。
福永武彦の小説が原作である文芸映画です。
個人的に「時かけ」よりずっと好きな映画です。


古い歴史を持つ運河の町のある旧家を舞台に、そこを訪れた青年の一夏の出来事を描く。ある日、歴史のある運河の町が火事で焼けたことをニュースで知った江口は、10数年前に大学の卒論執筆のためにこの町を訪れたときのことを思い出す。親戚から紹介された一軒の旧家に泊り込んだ大学生の江口。まだ少女の面影を残す妹の安子。夫がいながら家を出て寺に住み込む姉の郁代……。小林聡美がデビュー作の「転校生」とは一転、正統派美少女を演じているのもみどころ。--allcinema

東洋のヴェニスと言われる運河の町が、火事で消失したと知った主人光・江口は、10年前にこの町に滞在したときのことを思い出します。
この運河町の旧家に滞在し、その旧家の娘である美しい安子(小林聡美)と出会い・・・

「廃りゆく退廃的な街」にやってきた他所者、江口と安子のボーイ・ミーツ・ガール的な話かと思っていると火傷します。
周りに取り残されてしまった美しい運河町とその町の人々が静かにゆるやかに廃れてゆく様子を描いた、もの悲しい物語です。
日本の風土や土着性を描いた、ノスタルジック(80年代に見てもそうでした)で幻想的な映画・・・と言うと横溝正史作品みたいですが、殺人事件もオカルトもなしです。
でも世界感は横溝作品みたいな、不穏な感じです。
運河が三途の川、町そのものが黄泉の国にも思え、幻想的に思ったけど、こういう町は日本全国にあったようにも、今もあるようにも思いました。

町の人たちはちょっとおかしい。
「この町の人たちは死んでいる。」とサラッと言い切る安子、事業に失敗したのに道楽に興じる安子の義兄(峰岸徹)、寺にこもっている姉(根岸季衣)
割とよくある恋愛骨肉の争いですが、想定外の結末でした・・・
大林作品といえばの尾見としのりさんも、全くしゃべらない丁稚の坊主?かなんかで、これまた不気味でした!

旧家の美しい娘、安子を演じた小林聡美さん。
お上品ブリッ子の小林さんは結構レア映像ではないかと・・・
小林聡美と根岸季衣の美人姉妹とか、現在強烈な個性を放っているお2人なのでちょっと違和感を感じなくもなかったのですが、見ているうちに全く気にならなかったです。

主人光・江口を演じたのが山下規介さん。
当時ジェームス三木の息子さんということで色々出てた記憶がありますが、最近見なくなっちゃったな。
因みに10年後の江口という設定のナレーションは、大林監督です。



■廃市 ロケ地は福岡県の柳川です。
この映画で一番活躍したのが、東洋のヴェニスと言われる柳川の町だと思います。
九州出身なので何度か行ったことがありますが、映画とは違う明るい観光地です。
こちらのサイトがロケ地に詳しいです。


■廃市 予告編
gyao.yahoo.co.jp/player/01097/v00042/v0000000000000000075/


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